2026年度 駒場東邦の入試問題解説 理科

40分/80点 大問5題 小問27問 試験時間に対する問題量:中 

※各小問の説明 

(小問番号)/ ポイント / 難易度:A 正答必須・B 標準・C 発展 / 解説アドバイス

大問1 小問集合(想定時間配分 4分)

(1)熱の伝わり方 A 4年の早い段階で学習する放射・対流・伝導の基本。

           自然現象に対する目は理科の基本です。

(2)グラフの読み取り・気温 A グラフと説明文の正誤を問う問題。

                問題の序盤は頭の誤作動に注意しましょう。

(3)時事問題・惑星 B 時事問題は普段からの興味関心の度合いを量るもの。

            流星群や惑星などの接近、人工衛星など時事では一通り確認を。

(4)特定外来生物 A 身近な外来生物についてもまとめておくとよいでしょう。

(5)人体の誕生 A 受精卵や精子の大きさは常識、38週間も頻出問題。

(6)水の状態変化 A 水を加熱する場合にどのような順番で何が確認できるか、

           大小の泡の正体も含めて情報の整理を。

           目に見えるかどうかで判断するとよいでしょう。

(7)マッチの扱い方 C 日常で扱うことが少ない分、マッチのすり方は意外と盲点なのでは。

大問2 ミョウバン・ろ過・実験(想定配分時間 8分)

     問題の流れを踏まえて何を結論付けるか推測する駒東らしい出題

(1)結晶 A 食塩・ミョウバン・ホウ酸・硫酸銅などの結晶は一度は頻出です。

(2)ものを早く溶かす方法・ろ過 A 実験をするときの基本的な注意事項は必須。

                 何を選ぶのかや選択肢の表現方法にも一応注意を。

(3)グラフの読み取り A グラフの特徴を踏まえ、実験で何が起きているかわかれば容易な問題。

(4)表と計算 A 表1で何が示されているか、実験全体のグランドデザインが分かれば

         どれも平易な計算。万が一ここで間違えると後の小問に響いてくるので

         一応注意を。

(5)物質の正体 B 熱することで外へ出る物質、ということで「水」を想像することは容易

          でしょうが、理由の記述で(4)の数字を絡めた説明ができるかがポイント。

(6)割合の計算 A 注目する結果さえ間違わなければ問題ないでしょう。

大問3 流水の働き・カプス・砂丘(想定時間 8分)初見の選択問題ではある程度見切りも必要

(1)運搬と堆積 B 選択肢のア・エは選びやすいものの、イ・ウでつまづく場合も多いのでは。

(2)砂の分類 B それぞれの選択肢で分類の基準は何かはわかりやすいものの、

         いくつ答えがあるかも含め多少迷った受験生もいたのでは。

(3)砂浜海岸の特徴 B 「カプス」が初見の受験生もいたでしょうが、直前の文章のヒントに

            気づけたかどうか。選択肢エは多少ひっかけ感があり、流水だけでなく

            風も意識しましょう。

(4)波の浸食作用 B 海側に突出している部分「B」の特徴に気づけるかがポイント。

(5)砂の堆積 A 本問で初めて風の影響を意識できた受験生もいたのでは。

(6)鳥取砂丘 A (5)を踏まえれば容易な問題。「孤独のグルメ」でも井之頭五郎の父親の

          回想シーンで風によって砂丘が形成されることに触れられています。

大問4 生物の生存戦略・毒(想定時間 6分)写真から何の情報を読み取るかが鍵

(1)毒を持つ生物 B カナヘビを知っている受験生がどれくらいいたかが分かれ目。

(2)鳥類・ほ乳類の生存方法・体のつくり A ②が双方に共通する体のつくりであることに注意。

(3)鳥類・ほ乳類が体を守る方法 A 文章の下線部には「大きな筋肉」「移動能力」の記述も

                  あるので、腕力で敵を追い払ったり、素早い逃げ足で

                  敵から逃れる、という記述は不可。ヤマアラシのとげ

                  やスカンクの強烈な臭いなどが挙げられます。

(4)毒を持つ植物 C 2つの写真から何を読み取らせるかという難問。例えばキノコ類では鮮やかな

           色がある程度有毒かどうかの判断の基準になることもあり、大半の受験生は

           色の違いに着目してしまうのでは。

大問5 物体の運動(想定時間 14分) 偉人の考えをひもとき、論理的思考の流れにマッチできるか

(1)斜面の小球と時間・体内のリズム A 塾によっては2乗や平方数という言葉が当たり前に

                    使用されています。振り子などでも馴染みの深い数字。

(2)小球の転がりと速さ・距離・比 B 問題文中に表1を参照するよう促す表現があるので、

                   勘違いさえしなければ少なくとも序盤は順当に解ける

                   もの。しかし序盤でつまづくと大量失点の可能性が

                   高まるので、時間をかけて慎重に解き進めましょう。

                   大問1~4の知識問題より得意とする受験生もある程度

                   の割合でいる可能性があり、差が付きやすいでしょう。

(3)斜面の転がりと垂直落下運動 B 問題文が何を言わんとしているか読み取れれば比較的

                  楽な問題。ただし、ある程度頭をリセットして全体的な

                  実験の流れを見直すことができないと速さと時間と距離

                  の概念を見失う危険もあります。

(4)斜面の転がりと垂直落下運動の時間と距離 B 算数ばりの比の数式が並ぶものの、➀②

                        をうめる作業はさほど難解ではないでしょう。

                        強いて言えば大問の冒頭にある通り比は整数

                        で答えることを忘れずに。

                   

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