浅野中学校の4教科対策

【国語】

漢字:書き取り8問、読み2問。それ以外に長文の問題に言語要素の問題が入る場合がある。

「査察」「中興」「講話」といった語彙の多さを兼ね備えた出題は差がつきやすい。

新しい漢字を習得する際には色々な熟語にも触れておきたい。

長文:本校でも見られる6,000~7,000字レベルの文学的文章は難関校の常識になっている。

この文字数は12、3分程度で読みこなす訓練をしておきたい。論説文については2つの文章

を読み比べて解く出題も見られる。文字数は文学的文章より少ないが選択問題の選択肢

の中には長くて紛らわしいものがあるので要注意。抜き出しや自分の言葉で答えるもの、

並べ替え、短めの記述などもあるが、選択肢から答える問題は正答率を上げておきたい。

 

【算数】

各年の数字を使った逆算の問題を含め、まずは大問1の小問集合をノーミスでこなしたい。

ただし、小問集合とはいえ決して全問が「一行題」というわけではないので、時間がかかっても

焦る必要はない。10分程度を目安に。毎年受験者平均と合格者平均の差が最もつくのが算数で

あり、中学受験生が苦手とする「場合の数」は色々な問題をこなしておきたい。また「立体図形」

「速さ」「平面図形」には超難問は含まれないものの、時間が足りないということにならない

ように問題の取捨選択を。算数が得意、と自負する受験生は得点80%を目指そう。

 

【社会】

出題形式は選択問題と記述。選択問題の中には「すべて選べ」というものが含まれているので

紛らわしい事象を区別しながら知識の整理をしておきたい。また普段から見慣れない表やグラフ

から出題されることもあるので、いろいろな表・グラフに触れて出題の意図、ポイントを押さえる

訓練を日頃から心がけよう。100字以上の記述は国語の文章力も試される。提示される資料の意味

を理解し関連づけて理路整然と説明したい。

 

【理科】

問題数の4割程度を占める計算問題は基本的なものからやや難易度の高いものも見られる。

時間不足により得点できる問題が手つかずにならないよう注意しよう。知識問題でも基本的な

ものはすべて得点したい。地学・生物・物理・化学の4分野からまんべんなく出題されるので

各分野の基礎知識は確実に押さえ、生物・天体・気象などの自然現象を中心に幅広い知識の

習得を普段から心がけたい。