さて、前項ではきっかけについて述べましたが、ちょっとした興味や単純なあこがれだけでは

最後まで完走するのが難しいのが中学受験。中学受験を始めるにあたり、本人、見守る保護者の

覚悟など最低限確認しておきたいことをまとめてみました。

➀ 中学受験の合格は決してゴールではない

 もちろん中学受験で合格するために受験勉強を頑張るわけですが、合格するのがゴールではなく

入学してからがスタートです。受験するまでは頑張るけど、入学したら6年間遊んで暮らせるわけ

ではありません。「○○学校に入学したら、こういうことをやってみたい」などの目標を掲げられる

とよいでしょう。中学校は義務教育ですが高校は違います。3年後に成績不十分で高校に上がれない

こともあり、付属校から大学に行く場合も希望の学部次第では高校の内申点などが重要になること

にも注意しましょう。

② 地元の公立校ではなく、中学受験するということ

 入学すれば、ほとんどの人はバスや電車で通学することになるでしょう。朝は何時に起きて

ラッシュにもまれながら通学するイメージをもっておきましょう。部活や塾通いはどうするのか

も含め、事前にシミュレーションしておくのがよいでしょう。

③ 学費は?保護者の転勤のリスクは?場合によっては引っ越しも?

 社会の物価高に伴い、例えば初年度納付金なども上がる傾向にあります。例え授業料の補助金が

でるような場合でも、積立金や寄付金、部活の活動費など、かかるお金はたくさんあります。

 また、保護者の方が海外転勤や異動になる可能性がある場合、家族としてどうするかを決めて

おくのがよいでしょう。受験をすると決めたときから学校の近くに引っ越すことを前提にする

ご家庭も中にはいらっしゃいます。

④ 中学受験のための塾通い

 6年生ともあれば週4の塾通い、ハードな講習、繰り返されるテスト、、、過酷さゆえに

中学受験自体をあきらめる人や、小学校への通学もままならない場合も見受けられます。

駅前にある塾に夜遅くまで通うと睡眠や食事の生活のリズムをつかめないことも考えられます。

3年間程度の塾通いも中学受験までの道のりの重要な一部ですが、上手な付き合い方を考える

ことも必要でしょう。家庭教師のみで受験をするという選択肢もあります。