6年生の夏休み明け以降、いよいよ志望校の過去問を解き始める時期です。

とはいうものの、夏休み前に一度過去問を解いてみる、という選択肢もあります。その目的は、その時点で

自身の実力と理想の乖離を確認することで、夏休みの間に何をするべきか指針を作っておくことです。

ただし、場合によっては合格最低点までの点数差が激しすぎるあまり、本人が意気消沈してしまうことが

あるので、過去問を解き始める時期の判断は慎重に行うのがよいでしょう。

 一口に過去問といっても、声の教育社や東京学参などが発行している書籍タイプのものから、一部の学校で

本番さながらで教科ごと回数ごとに分かれているもの、そして学校説明会に参加すると、本番で使用された問題

がそのまま配布されたり販売されたりすることもあります。書籍タイプの過去問は書店やネットで入手しやすい

ですが、受験生本人が解くためにはコピーしておくという手間がかかります。ご家庭によってはこの時期だけ

コピー機をレンタルする場合もあります。

 次に過去問はどういう順番で何回分、何年分こなすべきか、という悩みがあります。塾からこなし方を

指定されることも少なくありません。塾では夏休み前後の保護者説明会や個別面談で志望校相談も含め言及

されることが多いでしょう。

 ただ、残念なことに塾で過去問のスケジュールが示されたとしても、例えば記述の添削や過去問の

取り組み方の改善点などを一人ずつ細かにアドバイスすることは期待できません。その役割は家庭教師

の存在意義の一つになります。

 特に第一志望校の過去問は初めから合格最低点をクリアできることが少ないでしょう。まずは問題の

特性やボリュームを知った上で、改善点を洗い出し次につなげていきましょう。