一教場一学年で複数のクラスが存在する塾では定期的な確認テストと成績によるクラスの入れ替え

や席の配置転換が行われることが多いものです。

 クラスの入れ替えは、集団授業を行う塾において、扱う問題の質や課題の出し方の観点からすれば

理にかなったものでしょう。ただし、教科間の歪み自宅課題のこなし方、単元での得意不得意

ことを考えると、各生徒にとっては対応が難しい面があるのも確かです。クラスによって何曜日に

どの教科の授業があるかも変わってしまうため、週単位での家庭学習のスケジュールを立てるのも

一苦労するかもしれません。

 6年生で本格的な志望校対策に入るまでは、やはりその偏差値相応のクラスに居続けることが大切

です。もちろん、教科や単元の得意不得意によってクラスの上下動を完全になくすことは困難かも

しれません。手だてとしては、例えば立体図形が苦手でクラスが下がってしまったとき、次回の立体

図形の単元を扱うときまでに、普段の家庭学習とは別に立体図形の復習を集中して行うことが

考えられます。塾で準備されている復習用教材でも悪くはないですが、うまくいかないなと思ったら

書店で一般販売されている教材も見てみるのもよいでしょう。特に算数は単元が明確化されているため

復習をする段取りを組むのも比較的容易でしょう。

 個々に得意不得意があり、他人との競争である以上、成績が思うように上がらないことはある程度

仕方がないことではありますが、だからといってあきらめるばかりではありません。例えば自分の苦手

な教科や単元について、それを得意にしている他人にアドバイスを求めたことはありますか?同じように

すれば同じ結果が出るとは限りませんが、自分の苦手なことに対して「工夫してやってみる」経験は

この先の人生の肥やしになる可能性も多分にあります。気付いて、変えてみて、当たり前にできる

というプロセスが大切だと思います。